忘年会のご報告A(鯛の燻製試食会)


藤本ご一家と厚澤ご夫妻


鯛燻製の試作品



 つづくご報告としましては、今年度の活動事業計画にあがっていた【鯛の燻製事業】に向けた動きが始まったということです。そもそもこの事業は、当会の小規模予算では実行が難しく、助成金事業で実現を図りたいとして、準備を進めて参りました。事業内容は、宮窪町の沖合で獲れる真鯛を“丸々一匹”燻製にした商品を、地域のブランド特産品として販売し、地域の活性化を目指すというものです。
  そこで、当会理事で漁師歴35年の藤本二郎氏(52歳)の力を借りて、その「みやくぼ潮流鯛姿燻製等の製造販売事業」に取り組むことになり、今年度の(財)えひめ産業振興財団の「地域密着型ビジネス創出事業助成金」の採択を受け、今秋11月から本格的に動き出しました。事業の予算規模は約300万円で、このうち3分の2を同財団にご助成を頂き、残り100万円を二郎氏と当会とが半分ずつ負担することに。二郎氏には製造を手掛ける会社「兜g子丸」を設立頂き、販売については当会が行う予定です。すでに、製造に必要な燻製と真空パックの機械を購入し(約200万円)、燻製工房も宮窪の大川河口付近に出来上がっています(会員所有の空き倉庫を、会員の手で改修)。あとは味の追求で、来年3月の販売を目標に致しております。
  なお、二郎氏といえば、宮窪の潮流体験を「水軍ふるさと会」(当会の前身)とともに立ち上げた功労者で、宮窪港で毎月1回開催される宮窪漁師市の運営にも中心となって取り組んでいます。ご子息も若くして家業を手伝い、漁業後継者として独立するまでになっています。当会の催しがあれば、いつも魚介類の調達・もてなしで奔走頂ける藤本ご一家は、宮窪漁業の未来にとっても至宝のような存在です。
 ☆特別ゲストは、厚澤秀憲・アンご夫妻
  鯛といえば、刺身・煮付け・アラ炊き・塩焼き…が思い浮かびますが、これを燻製にするという試みは、漁業のまち・宮窪では初めてのことと思います。燻製にしたら、どんな味になるのか…。試作品をつくってくれたのは、宮崎県都城市にお住まいの厚澤秀憲・アンご夫妻で、アンさんの母国は北欧のデンマークです。アンさんは、母国のお国柄もあってか、ハムやソーセージの燻製料理が得意です。そこで、当会理事で海洋カメラマンの添畑薫氏が、仕事で親交のあった秀憲氏(ヤマハ発動機鰍フ特許船外機の発明者)に鯛燻製の試作を依頼し、6月9日にご夫妻を宮窪へ招いて試食会を行いました。
 このほど、機械が据えられてからは、再びご夫妻そろって宮窪へお越し頂き、忘年会までの数日間、技術指導をして下さいました(忘年会にも参加)。工程は[前処理→塩漬け→塩抜き→整形→乾燥→燻煙]の流れで、塩はご当地メーカーへのこだわりから“伯方の塩”を使用。出来上がった試作品には“温燻”と“冷燻”があり、二郎氏は冷燻の生ハムのような味を追求したい考え。まだまだ納得のいく味には出会っていないとか。忘年会では“冷燻”が参加者に振る舞われ、遠見茶屋のカレーのレシピを考案頂いた松本裕司さんのアドバイスで、ワインと一緒に試食を楽しんだしだいです。
 厚澤ご夫妻、ありがとうございました。            


広報担当 大成