昭和60年代、全国に町づくり運動が展開され、 宮窪においても、昭和62年に町おこしグループが発足しました。このグループは、30代の有志10名の自主活動で行われました。
 「大河ドラマを呼ぶ会」をきっかけに、年々活動を広げ、水軍レースから歴史を生かしたまちづくりに取り組むようになりました。そして水産研究会が始めた漁師市のイベントとして実施された潮流体験には全国から観光客が訪れるようになりました。
(写真:漁師市)
 
 活動を進めるなかで宮窪の特長である「潮流」「魚」「石」そして「水軍の歴史」は除くこと のできない要素であることに気付きました。
 
 「潮流体験」は、十ノットを越える潮の速さが漁船に乗って体験できます。ドキドキハラハラで最高のスリルが味わえます。また、海賊が海城として活用していた能島一周のガイド説明付きは海賊時代を彷彿させる心憎いほどの演出です。来年からは、漁業組合が運営し船を大きくして多くの方が乗船できるようになります。
 
 宮窪瀬戸で捕れた魚は活きがよく身がコリコリとした食感で身は甘いのが特長です。
 
 大島石は世界でも花崗岩では最も硬い石と言われております。それは、鉱物が均質に入っているからだと言われています。また、開発された石の工具は大島石を試し石に使っていると聞いています。硬い石ほど光沢が出て、長持ちすると言われています。大島石は主に墓石として販売されていますが、墓石にならない8、9割の石に価値を付けたいものです。
(写真:石のテーブル)
 
 海賊の歴史は古く、能島村上海賊が古文書に登場してくるのが14世紀からであります。瀬戸内海を支配した大海賊と言われ、通る船から駄別料を徴収していました。また、大山祇神社に残っている彼らが詠った法楽連歌の唐の題材は正に中国との交易を意味するものであります。その証拠に宮窪から出てくる出土品は東南アジアの物が多数あるのです。
 
 私たちは、これらの取り組みから、普段私たち自身がおくる宮窪での暮らしの中に、この宮窪でしか味わえない豊かさがあることに気づきました。これからは、この宮窪ならではの豊かさを皆さんにお伝えしていきます。
 
 宮窪の一画をエコミュージアムとして自然を整備し、都会には無い豊かさを形にするため、「潮流美術館」を合言葉としました。
 「NPO法人 能島の里を発展させる会」の活動を多くの方に賛同していただけるよう努力していきます。「NPO法人能島の里を発展させる会 趣意書」
 
「潮流満月」 写真撮影 添畑薫氏 

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